短歌厚木水甕 澪の会

神奈川県厚木市の短歌会「澪の会」のブログです

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見をブログ管理人(畠山)が独自にまとめたものです。各歌の著作権は各作者にあり、ブログ内で例として挙げた歌で著者名を記していないものの著作権は私(畠山)にありますので、そのまま真似してどこかに投稿したりは絶対にしないでくださいね。尚、「こう直したらどうでしょう・こんな感じに歌ってみたらどうでしょう」として書いている歌はその歌の原作者様(各歌の()内の名前の方)に著作権があるものとします。

歌会報

◆歌会報 2022年10月 (その1)

◆歌会報 2022年10月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第125回(2022/10/21) 澪の会詠草(その1) 1・オルゴール骨董市に並びおり塗りも美し「六段」のメロディー(戸塚) オルゴールが骨董市に並…

◆歌会報 2022年9月 (その2)

◆歌会報 2022年9月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第124回(2022/9/16) 澪の会詠草(その2) 13・夕暮れに風鈴の音のどこからか今日は丑の日うな重あける(小夜) 夏の風情ある生活を楽しむ姿…

◆歌会報 2022年9月 (その1)

◆歌会報 2022年9月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第124回(2022/9/16) 澪の会詠草(その1) 1・あぶら蝉Tシャツゆれる竿止まり夏本番を告げに来たとて(小夜) あぶら蝉が夏本番を告げに来た…

◆歌会報 2022年7月 (その2)

◆歌会報 2022年7月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第123回(2022/7/15) 澪の会詠草(その2) 15・生れたて水田キララ田植終え稲田の緑風きって(小夜) 生まれたて(生まれたてが本則送り仮名…

◆歌会報 2022年7月 (その1)

◆歌会報 2022年7月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第123回(2022/7/15) 澪の会詠草(その1) 1・友と会う目尻のシワにやっぱりと我れをも見たりコロナの現実(小夜) コロナ禍に久々に会った友…

◆歌会報 2022年6月 (その2)

◆歌会報 2022年6月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第122回(2022/6/17) 澪の会詠草(その2) 12・抱っこされ焦土の中を呆然と冬の帽子の幼き子らは(小夜) ウクライナ、突然に始まったロシア…

◆歌会報 2022年6月 (その1)

◆歌会報 2022年6月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第122回(2022/6/17) 澪の会詠草(その1) 1・占いの我がみずがめ座最下位だ歌会へ行くバスの中にて(小夜) 歌会へ向かうバスの中の動画広告…

◆歌会報 2022年5月 (その2)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第121回(2022/5/20) 澪の会詠草(その2) 12・川の隅いつも一羽で所在無げ仲良くなれそ白鷺の君(小夜) 川の隅にいつも一羽で所在無さげにいる白鷺の君とは仲良くなれそう…

◆歌会報 2022年5月 (その1)

◆歌会報 2022年5月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第121回(2022/5/20) 澪の会詠草(その1) 1・青空を泳ぎて去りゆく花びらに訊くは言の葉手の平の中(小夜) のどかな春の終盤、桜が青空を泳…

◆歌会報 2022年4月 (その2)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第120回(2022/4/15) 澪の会詠草(その2) 11・徒歩十分コンビニにぎりのお花見は初老夫婦のささやかな宴(金澤) 距離は徒歩十分、お弁当はコンビニのおにぎり。そんなちょ…

◆歌会報 2022年4月 (その1)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第120回(2022/4/15) 澪の会詠草(その1) 1・手も口もTシャツまでも赤くして苺ハウスの孫は狩人(金澤) いちご狩りの風景が見えます。熟れたいちごの赤い果汁を獲物の血…

◆歌会報 2021年12月 (その2)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第118回(2021/12/17) 澪の会詠草(その2) 13・公孫樹の木バッサリ伐られて手足無くピノキオ顔の霜月の朝(栗田) 公孫樹は悪いこともしないし嘘もつかないと思いますが、…

◆歌会報 2021年12月 (その1)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第119回(2021/12/17) 澪の会詠草(その1) 1・木犀の小花降りきて見上げれば金の花付けめぐり香らぬ(栗田) 金木犀の小花が頭上から降ってきて見上げてみたら金色の花が付…

◆歌会報 2021年11月 (その2)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第118回(2021/11/19) 澪の会詠草(その2) 14・大空を寄りつ離れつ輪を描く二羽のトンビのアイスダンス見つむ(川井) 大空を寄ったり離れたりしながら輪を描き飛んでいる…

◆歌会報 2021年11月 (その1)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第118回(2021/11/19) 澪の会詠草(その1) 1・晩秋の宵に三日月金星を供に従え天体のショー(渡辺) 晩秋の宵(日が暮れて間もない頃・夜の始め)に三日月が金星をお供に…

◆歌会報 2021年10月 (その2)

第117回(2021/10/15) 澪の会詠草(その2) 12・妹の故郷つめて送り来しキュウリかじりて波の音聞く(小夜) 妹さんが故郷の産物を詰めて送ってきてくれた胡瓜をかじれば、懐かしい故郷の波の音が聴こえるようだ、という場面を歌いたかったのではないか…

◆歌会報 2021年10月 (その1)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第117回(2021/10/15) 澪の会詠草(その1) 1・コロナ禍の街行く人のファッションは笑みしマスクのいつもカラフル(小夜) コロナ禍にもそれなりに人通りの多い街に出てみた…

◆2021/8/20の歌会について

このところの新型コロナ感染者数の増加により、神奈川県にも再び緊急事態宣言が発令されることとなりました。 そのため会場のあつぎ文化交流センター(アミューあつぎ)の貸館が8/7より8/31まで停止することとなり、澪の会もお休みとなります。 あ、お休みだ…

◆歌会報 2021年7月 その2

13・合唱す田のさざ波五線譜にカエルの集い明日は豊作(小夜) 水田のさざ波を五線譜にしてカエルがにぎやかに鳴いている。明日は豊作かな、という田園地帯に住む作者の歌。田のさざ波を五線譜に見立てるところはとても面白い。 ただ結句の「明日は豊作」が…

◆歌会報 2021年7月 その1

*各評は歌会で講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第116回(2021/7/16) 澪の会詠草 1・短大時並んで追試受けし友「サラダ記念日」最優秀に(小夜) 若かりし短大生だった頃、並んで追試を受けた友達が俵万智さんの「サ…