歌会報
◆歌会報 2026年4月 まずは皆さま、講師砂田の入院のため2月、3月と歌会をお休みさせていただき、申し訳ございませんでした。 残念ながらまだ退院の目途は立っておらず、現在は長期療養型の病院へ転院し治療を続けております。 これにより厚木澪の会は講師…
◆歌会報 2026年7月 澪の会を立ち上げ、長年講師として短歌普及に尽力してきました母砂田曉子が五月に永眠いたしました。 葬儀には澪の会の皆様からお花をいただきまして、まことにありがとうございました。 故人の短歌の指導はさすがで、一言の指摘でがらり…
◆歌会報 2026年1月 (その2) 第163回(2026/1/16) 澪の会詠草(その2) 15・だんだん茜の空に染まる空けさの夜明けによろこびみつる(E.S) 「茜の空に染まる空」ではおかしいなと思ったのですが、「茜色に染まる空」の間違いとのことです。 ただそれ…
◆歌会報 2025年5月 (その2) 第155回(2025/5/16) 澪の会詠草(その2) 13・水溜り空雲写す小宇宙アメンボ二匹見事横断(渡辺) 水溜りを小さな宇宙と捉え、そこを横断するアメンボという小さな命を大きく捉えた感性はとても素敵だと思います。 ただ…
◆歌会報 2025年8月 (その2) 第158回(2025/8/15) 澪の会詠草(その2) 10・廃屋を凌霄花包みこみ夕陽の中に色濃く映える(渡辺) とても良い場面ですね。カメラ(作者の視点)もブレがなく、情景がしっかり見えてきます。 廃屋を包み込む凌霄花(ノ…
◆歌会報 2025年8月 (その1) 第158回(2025/8/15) 澪の会詠草(その1) 1・草取りの根無き草に音をあげて見て見ぬふりの夏最中(渡辺) 草取りに音をあげるのですから、「根無き草」とは真逆の「根を張る草」なのではないでしょうか。 毟っても毟って…
◆歌会報 2025年4月 (その1) 第154回(2025/4/18) 澪の会詠草(その1) 1・たんぽぽの絮毛を風が舞いあげてあてなき遥か旅へいざなふ(渡辺) 春の季節感の見える場面や、絮毛(ワタゲ・綿毛と同じ)が飛んで行く様子を「あてのない旅」と捉える感性…
◆歌会報 2025年5月 (その1) 第155回(2025/5/16) 澪の会詠草(その1) 1・蔓延くる抜くドクダミに手を焼くが楚々した花に臭気忘るる(渡辺) ドクダミの生命力ってすごいですよね。抜いても抜いても伸びてくる。別名「十薬」というように、薬になる…
◆歌会報 2024年12月 (その1) 第150回(2024/12/20) 澪の会詠草(その1) 厚木澪の会、とうとう150回だそうです!月に一度で150回!すごいですね。 単純計算で一年に12回とすると12.5年ですが、実際はコロナなんかもありましたし、天候や…
◆歌会報 2026年1月 (その1) 第163回(2026/1/16) 澪の会詠草(その1) 1・ろうげつに葉つきろうばい黄金色ひざしを受けてにわさきに立つ(E.S) 臘月(ろうげつ)は、旧暦十二月の異名・別称です。 まだ葉っぱの付いた蝋梅(咲き始め)が日差しを受…
◆歌会報 2025年6月 (その1) 第156回(2025/6/20) 澪の会詠草(その1) 1・四十雀弾む鳴き声我が耳にスキスキスキと聞こえて嬉しい(渡辺) 四十雀(シジュウカラ)の鳴き声が「スキスキスキ」と聴こえるという個性的な捉え方がとても良いですね。 四…
◆歌会報 2025年7月 (その1) 第157回(2025/7/18) 澪の会詠草(その1) 1・紫陽花に雨の遠出の色あせり雨季のスターも木陰にけむる(小夜) 全体的にちょっと意味が分かりませんでした。まず上の句の「紫陽花に雨の遠出の色あせり」という文ですが、…
◆歌会報 2025年7月 (その2) 第157回(2025/7/18) 澪の会詠草(その2) 12・カエル群れ田のさざ波を五線譜にゲゴゲゴゲゴとコーラス高く(小夜) こちらも蛙ですが、こちらは田んぼに沢山いる蛙ですね。渓流の河鹿蛙のような透明感や繊細さとは逆で、…
◆歌会報 2025年11月 (その2) 第161回(2025/11/21) 澪の会詠草(その2) 13・「江梨子」とは愛おしい人を悼む歌心を揺さぶるおはこの唄声(大久保) これは前回の山口さんの 橋幸夫同年齢の死を悼み我のおはこの「えりこ」を歌う(修正後) という歌…
◆歌会報 2025年12月 (その2) 第162回(2025/12/19) 澪の会詠草(その2) 13・師走月母に娘に逢わざれど見上げて彼方かまた除夜の鐘(E.S) まず「母に娘に」ですが「母も娘も」か「母にも娘(こ)にも」だと思います。 また「逢わざれど」ですが、「…
◆歌会報 2022年7月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第123回(2022/7/15) 澪の会詠草(その2) 15・生れたて水田キララ田植終え稲田の緑風きって(小夜) 生まれたて(生まれたてが本則送り仮名…
◆歌会報 2025年1月 (その1) 第151回(2025/1/17) 澪の会詠草(その1) 新年明けましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします。 今月は年明け早々の3日が締め切りでしたが、皆様ちゃんと送ってこられて、それだけでもう偉いなぁと褒…
◆歌会報 2025年9月 (その2) 第159回(2025/9/19) 澪の会詠草(その2) 13・早朝の散歩がてらのお稽古は河川敷にて落語一席(大久保) 結句は「落語を一席」と助詞が欲しいですね。 また今のままでも「早朝に(いつ)」「河川敷にて(どこで)」「落…
◆歌会報 2025年11月 (その1) 第161回(2025/11/21) 澪の会詠草(その1) 1・使われぬ言葉となれり「辞書を引く」今は検索・AIなるか(大久保) 「辞書を引く」という言葉はすっかり使われなくなってしまった。今はみんな検索やAIに取って代わっ…
◆歌会報 2022年7月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第123回(2022/7/15) 澪の会詠草(その1) 1・友と会う目尻のシワにやっぱりと我れをも見たりコロナの現実(小夜) コロナ禍に久々に会った友…
◆歌会報 2022年12月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第127回(2022/12/16) 澪の会詠草(その2) 14・箱根路の雪冠なしの黒い富士富士山ではない富士を眺める(小夜) 箱根路に見た雪冠なしの黒…
◆歌会報 2023年5月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。今月は第三金曜日が早め(19日)だったので「余裕、余裕」とだらだらしていたら、あっという間に月末になってしまい慌てて書きました。すいません。…
◆歌会報 2023年8月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見をブログ管理人(畠山)が独自にまとめたものです。各歌の著作権は各作者にあり、ブログ内で例として挙げた歌で著者名を記していないものの著作権は私(畠山)にありますので、そのま…
◆歌会報 2024年2月 (その2) 第141回(2024/2/16) 澪の会詠草(その2) 13・お薬師へお供の愛甲三郎は正室に恨まれ館焼かれる(戸塚) これも一首目と同じで知識の報告だけで三十一音がいっぱいになってしまい、作者の感情が入る余地が無くなってしま…
◆歌会報 2024年7月 (その1) 第146回(2024/7/19) 澪の会詠草(その1) 1・電柱の子鴉二羽の甘え声諭す親鳥日曜の朝(栗田) 自分が死んでからも一人で生きていけるようにするという、本来の子育ての姿が鴉から見えますね。 まだまだ甘えたい盛りの子…
◆歌会報 2025年2月 (その1) 第152回(2025/2/21) 澪の会詠草(その1) 1・阿夫利峰の山並蒼く冴え渡り朝の山肌吾に迫り来る(渡辺) しっかりと風景が見えてくる良い歌ですね。 「あふりね」の表記は「阿夫利嶺」が一般的かと思います。また結句は「…
◆歌会報 2025年2月 (その2) 第152回(2025/2/21) 澪の会詠草(その2) 12・まだ暗き子等の弁当作り終へ寒気の中で暁眺む(渡辺) 「まだ暗き」とすると「子等」へかかってしまうため、「まだ暗い子ら」という意味になってしまいます。まだ暗いうちに…
◆歌会報 2025年6月 (その2) 第156回(2025/6/20) 澪の会詠草(その2) 12・草の蔓風がはねあげくちなわに見えて一瞬からだが竦む(渡辺) 風に跳ね上げられた蔓が蛇に見えて一瞬竦んでしまった作者。 状況は分かりますし、「ヒッ」と一瞬竦んでしま…
◆歌会報 2022年5月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第121回(2022/5/20) 澪の会詠草(その1) 1・青空を泳ぎて去りゆく花びらに訊くは言の葉手の平の中(小夜) のどかな春の終盤、桜が青空を泳…
◆歌会報 2022年6月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第122回(2022/6/17) 澪の会詠草(その1) 1・占いの我がみずがめ座最下位だ歌会へ行くバスの中にて(小夜) 歌会へ向かうバスの中の動画広告…