短歌厚木水甕 澪の会

神奈川県厚木市の短歌会「澪の会」のブログです

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見をブログ管理人(畠山)が独自にまとめたものです。各歌の著作権は各作者にあり、ブログ内で例として挙げた歌で著者名を記していないものの著作権は私(畠山)にありますので、そのまま真似してどこかに投稿したりは絶対にしないでくださいね。尚、「こう直したらどうでしょう・こんな感じに歌ってみたらどうでしょう」として書いている歌はその歌の原作者様(各歌の()内の名前の方)に著作権があるものとします。

◆歌会報 2023年1月 (その1)

◆歌会報 2023年1月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第128回(2023/01/20) 澪の会詠草(その1) 1・友からの思いがけないプレゼントすまし顔した真白の兎(栗田) 友達から思いがけずにもらった…

◆歌会報 2022年12月 (その2)

◆歌会報 2022年12月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第127回(2022/12/16) 澪の会詠草(その2) 14・箱根路の雪冠なしの黒い富士富士山ではない富士を眺める(小夜) 箱根路に見た雪冠なしの黒…

◆歌会報 2022年12月 (その1)

◆歌会報 2022年12月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第127回(2022/12/16) 澪の会詠草(その1) 1・花の香を虜にさせる金木犀二代スターの名こそ誇りて(小夜) 花の香「の」虜にさせる金木犀、…

◆歌会報 2022年11月 (その2)

◆歌会報 2022年11月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第126回(2022/11/18) 澪の会詠草(その2) 12・うたた寝の近く遠のく鋏の音三十年の柿の木よさらば(大塚) 三十年共に暮らしてきた柿の木…

◆歌会報 2022年11月 (その1)

◆歌会報 2022年11月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第126回(2022/11/18) 澪の会詠草(その1) 1・干し柿の甘みに惹かれもくもくと背を丸め二人皮を剥きし日よ(大塚) 亡くなられたご主人との…

◆短歌教室に於ける人の歌の読み方(読解力)

お喋り会でなら「この人の歌、共感持てるしいいわよねぇ」「この作者の考え方は道徳的に受け入れられないわー、苦手―」「この作者有名だけど、私には何が言いたいのかさっぱり分からないわ」等、好き嫌いを言い合うのは楽しいし、感想も「好き・嫌い・分から…

◆歌会報 2022年10月 (その2)

◆歌会報 2022年10月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第125回(2022/10/21) 澪の会詠草(その2) 14・頼朝の狩りのお伴に選ばれた弓の名手は郷土の宝(戸塚) 最初は「為朝?」と思ったのですが…

◆歌会報 2022年10月 (その1)

◆歌会報 2022年10月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第125回(2022/10/21) 澪の会詠草(その1) 1・オルゴール骨董市に並びおり塗りも美し「六段」のメロディー(戸塚) オルゴールが骨董市に並…

◆歌会報 2022年9月 (その2)

◆歌会報 2022年9月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第124回(2022/9/16) 澪の会詠草(その2) 13・夕暮れに風鈴の音のどこからか今日は丑の日うな重あける(小夜) 夏の風情ある生活を楽しむ姿…

◆歌会報 2022年9月 (その1)

◆歌会報 2022年9月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第124回(2022/9/16) 澪の会詠草(その1) 1・あぶら蝉Tシャツゆれる竿止まり夏本番を告げに来たとて(小夜) あぶら蝉が夏本番を告げに来た…

8月の歌会

8月の歌会はお休みとさせていただきます。 暑さとコロナに注意しつつ厳しい夏を乗り切りましょう~!

◆歌会報 2022年7月 (その2)

◆歌会報 2022年7月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第123回(2022/7/15) 澪の会詠草(その2) 15・生れたて水田キララ田植終え稲田の緑風きって(小夜) 生まれたて(生まれたてが本則送り仮名…

◆歌会報 2022年7月 (その1)

◆歌会報 2022年7月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第123回(2022/7/15) 澪の会詠草(その1) 1・友と会う目尻のシワにやっぱりと我れをも見たりコロナの現実(小夜) コロナ禍に久々に会った友…

◆歌会報 2022年6月 (その2)

◆歌会報 2022年6月 (その2) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第122回(2022/6/17) 澪の会詠草(その2) 12・抱っこされ焦土の中を呆然と冬の帽子の幼き子らは(小夜) ウクライナ、突然に始まったロシア…

◆歌会報 2022年6月 (その1)

◆歌会報 2022年6月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第122回(2022/6/17) 澪の会詠草(その1) 1・占いの我がみずがめ座最下位だ歌会へ行くバスの中にて(小夜) 歌会へ向かうバスの中の動画広告…

◆歌会報 2022年5月 (その2)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第121回(2022/5/20) 澪の会詠草(その2) 12・川の隅いつも一羽で所在無げ仲良くなれそ白鷺の君(小夜) 川の隅にいつも一羽で所在無さげにいる白鷺の君とは仲良くなれそう…

◆歌会報 2022年5月 (その1)

◆歌会報 2022年5月 (その1) *各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第121回(2022/5/20) 澪の会詠草(その1) 1・青空を泳ぎて去りゆく花びらに訊くは言の葉手の平の中(小夜) のどかな春の終盤、桜が青空を泳…

◆歌会報 2022年4月 (その2)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第120回(2022/4/15) 澪の会詠草(その2) 11・徒歩十分コンビニにぎりのお花見は初老夫婦のささやかな宴(金澤) 距離は徒歩十分、お弁当はコンビニのおにぎり。そんなちょ…

◆歌会報 2022年4月 (その1)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第120回(2022/4/15) 澪の会詠草(その1) 1・手も口もTシャツまでも赤くして苺ハウスの孫は狩人(金澤) いちご狩りの風景が見えます。熟れたいちごの赤い果汁を獲物の血…

4/15の歌会について

今月はようやくまん延防止重点措置が解除となり歌会も開催できそうです。 お部屋は603です。 まん延防止重点措置は解除されましたがまだまだ感染者は多い状況なのでマスクや手洗いなど予防をしっかりしていきましょう~!

3/18の歌会について

3/21までまん延防止重点措置が延長されることとなり、残念ながら3月も歌会はお休みとさせていただきます。 オミクロン株の感染力はすさまじく、今までで一番近くまで迫って来ている実感がありますね。 症状や後遺症を聞くと到底「タダの風邪」とは思えないの…

2/18の歌会について

まん延防止重点措置が延長される見込みとなりました。 そのため2月18日の澪の会はお休みとさせていただきます。 3回目のワクチン接種がぼちぼち始まったようですね。 ワクチン接種が進めばまた感染者数も落ち着くと思いますので、改めてうがい・手洗いなど個…

1/21の歌会について・その2

1/21の歌会はお休みです。 オミクロン株の感染拡大を受けて、蔓延防止重点措置がとられることとなり、澪の会もお休みとすることになりました。 感染対策をしっかりとして乗り切りましょう!

1/21の歌会について

今のところ緊急事態宣言等が出ていないので開催の予定ですが、現在広まっているオミクロン株は大変感染力が強く今まできちんと感染対策を取っていた人たちにも広まり始めているようです。 またワクチンを接種された方もその効果が薄まってきている時期ですの…

◆「し」の使い方

みなさん、唱歌『ふるさと』の歌詞を覚えていますか? 「う~さ~ぎ~お~いし~、か~の~や~ま~」というやつです。 兎が美味しいわけではありません。「兎追いし」です。 「兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川」。(昔)兎を追いかけたあの山、小鮒を釣…

◆歌会報 2021年12月 (その2)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第118回(2021/12/17) 澪の会詠草(その2) 13・公孫樹の木バッサリ伐られて手足無くピノキオ顔の霜月の朝(栗田) 公孫樹は悪いこともしないし嘘もつかないと思いますが、…

◆歌会報 2021年12月 (その1)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第119回(2021/12/17) 澪の会詠草(その1) 1・木犀の小花降りきて見上げれば金の花付けめぐり香らぬ(栗田) 金木犀の小花が頭上から降ってきて見上げてみたら金色の花が付…

◆口語、文語

口語と新カナ(現代仮名遣い)、文語と旧カナ(歴史的仮名遣い)はごっちゃになりがちですが、似て非なる物です。 口語短歌を旧カナで作っても構いませんし、文語短歌を新カナで作っても構いません。前者は口語を使う意味を打ち消してしまうのであまり多くは…

◆歌会報 2021年11月 (その2)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第118回(2021/11/19) 澪の会詠草(その2) 14・大空を寄りつ離れつ輪を描く二羽のトンビのアイスダンス見つむ(川井) 大空を寄ったり離れたりしながら輪を描き飛んでいる…

◆歌会報 2021年11月 (その1)

*各評は講師の砂田や会の皆様から出た意見を畠山が独自にまとめたものです。 第118回(2021/11/19) 澪の会詠草(その1) 1・晩秋の宵に三日月金星を供に従え天体のショー(渡辺) 晩秋の宵(日が暮れて間もない頃・夜の始め)に三日月が金星をお供に…